十勝しほろ牛

牧場について

士幌町は北海道の十勝(帯広市)の北部にあり、沢山の農家が肉牛を育てています。
単に肉牛農家といっても、それぞれの農家で様々な飼養形態があります。

一貫農家

一貫農家

酪農家でうまれた仔牛(初生)を集荷して、約20ヶ月かけて飼育した後、出荷している農家です。

素牛農家

素牛農家

酪農家でうまれた仔牛(初生)を集荷して、約7ヶ月かけて体重が300kgになるまで育てて肥育農家に出荷している農家です。

肥育農家

肥育農家

素牛農家で育てられた素牛を集荷して、13~14ヶ月かけて育てた後、出荷している農家です。

生産者の紹介

一貫農家

日の出センター

  • 代表者:加納孝嗣 飼育頭数:2650 主な品種:乳用種
一貫農家

(株)西上肉用牛牧場

  • 代表者:佐藤洋佑 飼育頭数:4100 主な品種:乳用種
肥育農家

魁センター

  • 代表者:鎌田佳尚 飼育頭数:2150 主な品種:乳用種
一貫農家

朝陽センター

  • 代表者:藤内昇 飼育頭数:950 主な品種:乳用種
一貫農家

中士幌センター

  • 代表者:力石和彦 飼育頭数:1050 主な品種:乳用種
一貫農家

実勝センター

  • 代表者:市田卓志 飼育頭数:1050 主な品種:乳用種
肥育農家

(有)上音更肉用牛牧場

  • 代表者:加納洋子 飼育頭数:3000 主な品種:乳用種・交雑種
肥育農家

(有)新上肉用牛牧場

  • 代表者:三浦隆 飼育頭数:3200 主な品種:乳用種・交雑種
一貫農家

(有)士幌北肉用牛牧場

  • 代表者:鎌田尚吾 飼育頭数:1700 主な品種:乳用種
肥育農家

(有)緑陽肉用牛牧場

  • 代表者:奥秋和博 飼育頭数:3000 主な品種:乳用種・交雑種
一貫農家

国枝牧場

  • 代表者:国枝俊彦 飼育頭数:550 主な品種:乳用種
素牛農家

高橋牧場(株)

  • 代表者:高橋竜 飼育頭数:3000 主な品種:交雑種・黒毛和種
素牛農家

曽我牧場

  • 代表者:曽我透 飼育頭数:1700 主な品種:乳用種
一貫農家

(株)しほろ加納ファーム

  • 代表者:加納三司 飼育頭数:6500 主な品種:乳用種・交雑種
肥育農家

(株)渡邉肉用牛牧場

  • 代表者:渡邉一元 飼育頭数:800 主な品種:乳用種・交雑種
素牛農家

アズマイファーム(株)

  • 代表者:東井尚輝 飼育頭数:2000 主な品種:交雑種・黒毛和種
素牛農家

(株)野口畜産

  • 代表者:野口俊之 飼育頭数:1400 主な品種:交雑種・黒毛和種
素牛農家

遠藤・水野牧場

  • 代表者:遠藤行雄・水野基樹 飼育頭数:4000 主な品種:交雑種・黒毛和種
肥育農家

(株)十勝緑陽牧場

  • 代表者:奥秋和博 飼育頭数:900 主な品種:交雑種
素牛農家

野口牧場

  • 代表者:野口恭兵 飼育頭数:300 主な品種:交雑種・黒毛和種
素牛農家

(株)マルセン牧場

  • 代表者:野口迅 飼育頭数:600 主な品種:交雑種・黒毛和種
一貫農家

(株)曽我牧場

  • 代表者:曽我透 飼育頭数:1700 主な品種:乳用種
01哺乳・哺育期

導入された仔牛は50kgぐらい。ミルクは45日目から離乳を始めて飼料を食べてもらいます。生後3ヶ月ぐらいまではまだまだ小さくて健康管理に気を使います。

  • 離乳食をモリモリ食べるホルスタイン種オス子牛
    離乳食をモリモリ食べるホルスタイン種オス子牛
  • 子牛のためにバランスを考えた飼料です
    子牛のためにバランスを考えた飼料です。
  • 哺乳期はミルクをたくさん飲みます
    哺乳期はミルクをたくさん飲みます。
  • 一頭一頭に合わせた哺乳を行える自動哺乳器
    一頭一頭に合わせた哺乳を行える自動哺乳器
  • ハッチ飼いの交雑種(F1)の子牛
    ハッチ飼いの交雑種(F1)の子牛
02育成期

生後4~6ヶ月。体がどんどん大きくなっていく時期で良質な乾草をいっぱい食べてもらい、健康で丈夫な体の基礎を作っています。この時期の最後には体重が300kgを越えます。

  • 哺乳・哺育を経て、育成期に入ります
    哺乳・哺育を経て、育成期に入ります。
  • 良質な粗飼料を中心に飼料を給与しています
    良質な粗飼料を中心に飼料を給与しています。
  • 牛の健康を守るため定期的に牛舎消毒を行っています
    牛の健康を守るため定期的に牛舎消毒を行っています。
  • 飼料と同じくらい大切な水飲み場を綺麗にしています
    飼料と同じくらい大切な水飲み場を綺麗にしています。
  • 牛の健康観察で病気等の早期発見・治療に努めています
    牛の健康観察で病気等の早期発見・治療に努めています。
03肥育前期

生後7~9ヶ月。徐々に配合飼料を多くして、体を大きくたくましく成長します。この時期で体重が410kgを越えて大きくなります。

  • トラック型給餌車による給餌の様子
    トラック型給餌車による給餌の様子
  • 給餌された飼料をモリモリ食べて大きくなっていきます
    給餌された飼料をモリモリ食べて大きくなっていきます。
  • 牛たちが快適に過ごせるよう、敷料を定期的に交換しています
    牛たちが快適に過ごせるよう、敷料を定期的に交換しています。
  • 良質な乾草は牛の成長に欠かせません
    良質な乾草は牛の成長に欠かせません。
  • 肥育前期の交雑種(F1) 生後7か月齢で体重は300キロ程度になります(ホルスタインもほぼ同様)
    肥育前期の交雑種(F1) 生後7か月齢で体重は300キロ程度になります(ホルスタインもほぼ同様)
04肥育後期

生後10ヵ月~出荷。配合飼料を中心に、乾草を与えて肥育していきます。出荷時には体重が800kgになります。

  • 牛などの運搬に使われる家畜車
    牛などの運搬に使われる家畜車
  • 生後14か月齢ほどで出荷になるホル雄『しほろ牛若丸』。出荷時は体重650キロ前後になります
    生後14か月齢ほどで出荷になるホル雄『しほろ牛若丸』。出荷時は体重650キロ前後になります。
  • 生後19か月齢ほどで出荷になるホル雄『しほろ牛』は体重800キロくらいになります
    生後19か月齢ほどで出荷になるホル雄『しほろ牛』は体重800キロくらいになります。
  • しほろ牛用に作られた専用の飼料
    しほろ牛用に作られた専用の飼料
  • 生後24か月齢ほどで出荷になる交雑種『しほろ牛CROSS』は体重800キロくらいになります
    生後24か月齢ほどで出荷になる交雑種『しほろ牛CROSS』は体重800キロくらいになります。

士幌町肉牛振興会のSDGsに向けた取り組み持続可能な地域農業・地域社会づくりへの取り組み

持続可能な開発目標(SDGs)には、2030年にむけ世界をより良く変えるための17の目標が掲げられております。
協同組合の精神こそがSDGsとの親和性が高く、私達の事業自体が必然的にSDGsの取り組みにつながるものが多く、持続可能な地域農業・地域社会づくりに取り組んでおります。

日本の食料基地である酪農王国の北海道、十勝の士幌町は日本を代表する国産牛産地として子供達の確かな未来と持続可能な社会の実現に向け、自分達が出来る一つ一つに向き合い、
安心して食べられる美味しい牛肉を目指し、『しほろ牛』はこれからも努力と工夫を重ね、環境保全型農業に取り組み、低コストと量産を実現して参ります。

SDGsイメージ
  • 定期的に町内小中学校の学校給食や特別養護老人ホーム、地元の有志が運営している『子ども食堂』へ地元の食材である『しほろ牛』の食材提供を行っています。
  • 飼養管理技術の向上や生産者同士の情報交換を目的とした学習会や牧場視察、枝肉品評会等を定期的に実施。
    若い世代や牧場スタッフ達の飼養管理技術向上や交流を目的とした『まめうし会』や、会員の奥さんで構成される『女性部』を設立し、店頭での販促PRやレシピ開発など会員一人ひとりが『しほろ牛』の生産に携わっているいう自覚と向上心を啓発しています。
  • 士幌町では1970年から、それまで酪農家で不要とされていたミルクを出さないホルスタイン種のオス牛に肉牛としての価値を高め、牛肉需要の安定に応える為、全国に先駆けホルスタイン種オス牛の生産を本格的に開始しました。
    また、牧場から出る牛の排泄物を大切な副産物だと考え、正しく丁寧に処理をし、新たなエネルギーとしての活用や堆肥として近隣の畑地に返すことで、循環型農業による環境保全の一翼を担っております。
  • 50年の歴史がある『しほろ牛』の生産者であることを一人ひとりが自覚し、JA士幌町をはじめ各関係機関と密に連携し安心安全な牛肉生産に努めております。
    JA士幌町では、全国でも珍しく獣医師をJA職員として採用している為、家畜診療課での万全のサポート体制を構築しております。
    また、Аコープ士幌店『ASPO』での月に一度の『しほろ牛一頭販売』による消費者へのPRなどJAと生産者のパートナーシップを強化・推進しています。
  • 当会主催で『しほろ牛肉祭り』を開催し、JA・町をはじめ関係機関や生産者らが消費者と接する機会を作る事で『しほろ牛』のPRと生産者の想いを届けております。また、地元開催により士幌町観光の一翼も担っています。
  • 哺乳ロボットやスマホアプリでの牛の管理など、先進的技術の活用を進めております。